ペリー提督が行進した道、ペリーロード
ペリーさんと言えばコレ。「国を開けなさ~い。」
関根 勤氏の声で脳内再生されてしまったアナタはテレビの見すぎです。
マシュー・カルブレイス・ペリー / By Mathew Brady (1823–1896) [Public domain], via Wikimedia Commons
ペリー提督
※ 以下、前置きとして歴史的な話が続きます。面倒な方はコチラ → 写真、いろいろへ
ペリー提督が率いるアメリカ海軍の東インド艦隊、いわゆる ” 黒船 ” が江戸幕府に開国と通商を求め、浦賀沖(神奈川県横須賀市)にやってきたのは、1853年7月8日のこと。旗艦 サスケハナ(蒸気船)を筆頭に、ミシシッピ(蒸気船)、サラトガ(帆船)、プリマス(帆船)の4隻からなる艦隊でした。これが世に言われている「黒船来航」です。
サスケハナ(USS Susquehanna) / By Template:Crator:Frederick Gutekunst ([1]) [Public domain], via Wikimedia Commons
彼らは一度は退却しましたが、翌1854年2月13日に再び浦賀に来航。ひと月以上に渡る協議の末、同年3月31日に日本とアメリカは日米和親条約を締結。これによって、下田と函館が開港されました。日本の開国です。
その後、ペリーは下田にも来航しました。日米和親条約の付属協定、下田条約を了仙寺で結ぶために。
下田条約が締結されたのは、同年6月17日のこと。彼は、現在のペリー上陸記念公園から了仙寺までの道のりを、300人もの部下を引き連れて行進したのだとか。現在「ペリーロード」として親しまれているのが、その道のりです。以下は観光協会による解説。
黒船でやってきたペリー提督が了仙寺で日米下田条約締結の為に行進した道。現在は、了仙寺から下田公園への約500m。平滑川をはさむ石畳の小道沿いにはなまこ壁や伊豆石造りの風情ある家並みが続いています。
下田市観光協会
ペリーロードについて調べていると下記サイトに出会いました。内容がとても詳しいうえ、結構ぶっちゃけているので大変参考になります。
参考サイト
ペリーロード (下田)---下田市観光ガイド『駿河湾★百景』
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レトロな町並みがカワイイ!
実際のところ、ただ歩いているだけではペリーロードはあっという間に終わってしまいます。なんせたったの500m。
でも、ここは写真を撮るのが楽しい場所。カメラ好きさん、集まれー!
2016年7月
石畳の小道は平滑川を挟むようにして伸びています。柳並木が風流。葉が風に揺られて涼しげ。京都を彷彿とさせられました。
この先にどんなお店が軒を連ねているのかワクワクします。
かき氷の氷旗がイイ!涼しげで周囲の風景にマッチしています。
このお店は、風待工房(かざまちこうぼう)というカフェ兼骨董品屋。しかし歩いている時は、骨董品屋さんということには気づきませんでした。ここは、ペリーロードで一番気になったお店。丁度お昼時でお腹も空いていたのですが、昼食になるようなメニューがなさそうだったので入店は断念。
参考サイト
石造りの古い建物は風情がありますね。お洒落です。
レトロな町並み。昔は花街として栄えていたのだとか。
古民家の窓枠にかけられていた天狗面。当時の風刺画で、鬼か天狗かのように描かれたペリーさんなので、それに掛けているのでしょうか。(深読みしすぎ?)
何気ない日常風景にも心落ち着ける空気がそこにあります。
紫陽花の花は終わりかけていました。できれば瑞々しい6月に来てみたい。雨が降っていたら、更に情緒豊かな風景が拝めそう。雨の日に来てみたいと思える貴重な観光スポットです。
ペリーロードを歩き終わったら、ペリー艦隊来航記念碑にも足を延ばしてみて下さい。
川に沿って港へ出たら右折。少し歩いた先にあります。こちらの記念碑についても、先程上で紹介したサイトさんが詳しく書かれているので紹介させて頂きます。
参考サイト
ペリー艦隊来航記念碑 (下田)---下田市観光ガイド『駿河湾★百景』
周辺のショップ & 駐車場
専用の駐車場はありません。下田公園の駐車場(基本的に無料。ただし、毎年6月の「下田あじさい祭り」期間中は500円。)または、コインパーキングを利用して下さい。
参考サイト
伊豆下田観光ガイド-伊豆下田観光協会公式サイト- | あじさい祭
駐車場の場所も含め、周辺のショップについては、了仙寺のWEBサイトに詳しいお手製マップが掲載されています。
参考サイト
ネタになりそうな豆知識
どーでもいい話なんですが、ペリーロードの住所は「静岡県下田市三丁目」。町名ないんかい!
周辺の宿を探す
近くのオススメ観光スポット
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施設情報
記事データ : 2016年7月初旬
クチコミ
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私的には好きですが、人によって評価が分かれそうな観光スポット。期待しすぎないで訪れることが大事!