崖上の散策と遊覧船が楽しい!堂ヶ島公園
西伊豆一番の観光スポット「伊豆の松島、堂ヶ島!」
” 伊豆の松島 ” とはホメ言葉なのだろうか。松島以上の存在になれないのが不憫。(しかし、あちらは日本三景。比べちゃいけない?)松島には訪れたことがないので比較できませんが、堂ヶ島だって素晴らしい景勝地なんですよ!
この辺りはリアス式海岸のため、海岸線が複雑に入り組んでいます。眺める場所によって、海に浮かぶ島々の様子が変わるのが面白い。堂ヶ島公園には遊歩道が整備されているので、この道をお散歩しながら楽しんでみて下さい。
駐車場
堂ヶ島公園の道を挟んだ向かいにある「加山雄三ミュージアム」の駐車場を利用できます。伊豆随一と言われるお土産売り場もあるので、お買い物やトイレ休憩にも重宝しますよ。
参考サイト
暑い時期は、この駐車場に隣接しているかき氷屋が気になってしょうがない。ごく普通のものですが、汗だくの時に食べるとウマイ!
遊覧船と天然記念物「天窓洞」
遊覧船乗り場
駐車場に車を止め、道路を渡って最初に目に入ってくるのは遊覧船乗り場。堂ヶ島の景観を楽しむクルーズ船がここから出港しています。4種類のコースがありますが、一番所要時間が短い「天然記念物 洞くつめぐり」で料金は大人 1,200円、子供 600円なり。
一番の見どころ、天然記念物の天窓洞(てんそうどう)
堂ヶ島の岸壁は、波によって浸食された海食崖(かいしょくがい)が続いているのですが、その崖には更に脆い部分が削られて形成された洞窟、海蝕洞(かいしょくどう)が見られます。その長さは147m。この中をお手軽に探検できるのが遊覧船であります。
2009年5月
洞窟内には天井が抜けて光が差し込んでいる部分があります。これが堂ヶ島の一番の見どころ「天窓洞」。国の天然記念物に指定されています。
天窓洞
まさに天窓!波が青くキラキラ光る様子が美しい。イタリアで有名な「青の洞窟」に似ていると、なかなかの評判。洞窟の中は結構狭く、崖にぶつかるのではないかとハラハラしたり、アトラクション的要素もあるので一度は乗ってみて。
参考サイト
西伊豆・堂ヶ島「洞くつめぐり遊覧船」-伊豆遊覧船、堂ヶ島マリン
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遊歩道をお散歩しよう
2009年5月 & 2016年9月
遊覧船乗り場から海沿いに右へ歩いて行くと遊歩道が現れます。
この道を遊覧船乗り場を眺めながら進んで行くと…
軽石や白い火山灰層でつくられた崖の上にでます。ここが第1のシーニックポイント。
階段を下って崖の上を探索してみて下さい。わんぱくな男の子なら絶対に好きな場所!しかし、柵のない崖ですから十分気を付けて。
この特徴的な白い崖は、太古の海底火山の姿なのだとか。
堂ヶ島周辺の白く美しい海岸線は、伊豆が南の海の海底火山だった頃のなごりです。伊豆と本州の衝突にともなって隆起し、その後の浸食によって姿を現したこの景色は、美しいだけでなく、太古の海底火山の姿を今に伝える貴重な場所でもあります。
伊豆半島ジオパーク
詳しくは下記サイトをご参照下さい。
参考サイト
地層が綺麗ですね。
崖上の探索が終わったら遊歩道へ。階段が山の中へ続いています。
階段を登り切ったところに第2のシーニックポイントが。
しかし、木々に囲まれ全然シーニックじゃない。階段に疲れた人がベンチで一休みするスペースと化しております。
ここでは長居せず、引き続き道を辿りました。今度は階段を下ります。
少し開けた場所に出ました。ここが第3のシーニックポイント。奥に見えるのは、三四郎島(象島(伝兵衛島)、中ノ島、高島の3つの島の総称)の象島。ここではトンボロ現象を見ることができます。しかし、実際にトンボロ現象が起こっているなら、こんな離れたところで見ているのは勿体ない。近くの海岸まで行ってみて。
トンボロ現象とは
干潮時、潮が引くことによって三四郎島までの道が現れる現象。上の写真では道がありませんが、トンボロ現象が起こるとこんなんになっちゃいます。
2010年5月
注:堂ヶ島公園から撮ったものではありません
これは堂ヶ島公園とは別の場所(ココです)で撮った写真です。正面にあるのが象島。かなりしっかりとした道になる。海藻も露わに。この場所から島に歩いて渡ることができるんですよね。
この現象が起こる時期&時間帯は下記ページでチェック!大雑把に言うと、満月と新月の前後2~3日間は見られることが多いです。
参考サイト
さて。このシーニックポイントから更に階段を下っていくと東屋が現れます。その東屋の目の前には、ぽっかりと大きな穴が。草が茂っていてよく見えません。池かな?
ぐるりと反対側まで廻ってみると、洞窟の内部が見えています。池じゃなくて海の模様。
ここは天窓洞を地上から覗ける場所。洞窟内からはボートのエンジン音が聞こえてきます。しばらく待っていると…
遊覧船が来ました!ボートの皆さんが手を振ってくれるのでこちらも振り返します。何だか楽しそう。うらやましいぞ!
遊歩道は、この先2つのルートに分かれ、まっすぐ進むと遊覧船乗り場前の広場に、右に曲がると遊歩道を歩き始めた場所に戻ります。
この遊歩道は、正味10分程度のルートなので是非歩いてみてくださいね。また、遊覧船に乗る予定の方は、先に遊歩道から天窓洞を見ておくと、どんな場所を通っているのか分かるのでより楽しめるでしょう。
2009年5月
最後にオマケ。天窓洞付近の木に鳥の雛が顔を出していました。超可愛かった!
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施設情報
記事データ : 2016年9月初旬
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西伊豆に行くならここに来なきゃ始まらない。今日は堂ヶ島だ!という気分じゃなくても、何となく寄ってしまう。そんな場所です。